有馬温泉入初式

新年明けましておめでとうございます。
きなりがらすも初めての年越しを無事終えました。有馬は今冬まっさかりですが、今年もきなりがらすをどうぞよろしくお願いいたします!

さて、有馬温泉では毎年1月2日、江戸時代から300年以上も続くお正月の行事に、「入初式」(いりぞめしき)というものがあります。

これは有馬温泉を発見した大己貴命(おおなむちのみこと)、小彦名命(すくなひこなのみこと)と、有馬温泉を再興させた行基菩薩(ぎょうきぼさつ)・仁西上人(にんさいしょうにん)をしのんで、報恩と温泉の繁栄を祈念して行う、神仏両式の伝統ある儀式なんだそうです。

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湯泉神社の御神体と行基・仁西の木像を輿に乗せて、神主さんやお坊さん、湯女に扮する有馬芸妓さんたちが付き従って式場へと向かいます。

式場では湯女が初湯を適温にさます「湯もみ」を行い、そのお湯を行基、仁西の木像にかけて沐浴させる、などの儀式を行います。

この儀式が終了すると、金の湯がオープンします。
要は、年の初めには必ず行基、仁西両師に先に沐浴していただいてから、一般の人も温泉に入れる、というわけなんです。
なので、金の湯、銀の湯は1月1日には入浴できませんのでご注意を。

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このお神輿を一目見ようときなりがらすスタッフも沿道へ出て待っていましたが、予定より1時間くらい遅れてやってきたので、かなり寒さにやられてしまいました…。

でもこういう古式豊かな行事を見ることができて、気持も新たに新年を迎えることができました。
これからは金の湯に入る時も感謝のキモチを持って入らなくちゃいけませんね…!

有馬温泉観光協会のサイトに今年の入初式の詳細がもう掲載されていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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